母子二人旅☆ 扶余(プヨ)1日目
2018年 05月 12日
前回、家族旅行で新羅(シルラ)についての歴史旅で慶州(キョンジュ)に行ったので、今回はその流れで、忠清南道にある扶余(プヨ)に行って来た。←朝鮮半島の三国時代(新羅・百済・高句麗)について関心が出る
扶余(プヨ)は百済(ペクチェ)最後の都(当時はサビと呼んでいた)があった場所。
百済(日本・倭国と連合)は最後、新羅(中国の唐と連合)に滅ぼされた。
扶余に行くにあたり、私はドラマ「善徳女王」を全部観た後、漫画やネットで事前学習。
これで新羅と百済の関係性や有名な人物が把握でき、約1500年前の人達を想いながら、なかなか楽しい旅行ができた。
Q2も歴史漫画が好きで、三国時代について把握しているので、同じように楽しかった様子。←まあ、一番の楽しみはウォーターパークとホテルの朝食バイキングだったようだけど
1日目
朝7時15分に家を出発し、水原総合バスターミナルへ。
このバスターミナルから扶余市外バスターミナルまで市外バスで約2時間。
朝10時半前に扶余へ到着。←予想通り、扶余市外バスターミナルには荷物を入れるロッカーはなかった
小雨も降っているし、この日予約していたターミナル近くの秀(ス)モーテルに荷物を預けて観光に行こうとしたが、フロントに人がおらず、ベルを鳴らしても電話をしても誰も出てこなかった。←裏口からもモーテル内を勝手に行き来でき、かなり危ない宿?
仕方がなく少し時間を潰すため、近くの市場入り口付近にある30年伝統のパン屋「에펠제과(エペル製菓)」に寄ってからロッテリアでお茶。
伝統パン屋のパンはQ2だけが食べた。
でも、油ギッシュすぎて、最後はQ2も残していた。←品揃えは確かに昔ながらのパン&揚げたパンが多かった
そして、市場に来たついでに、백종원의 3대천왕という番組にも出た有名なチキン屋「시골통닭(シゴル トンダッ:田舎 鶏の丸揚げ)」へ。
↓シゴルトンダッのトンダッ(小)とご飯を注文

ここは、サービスでサムゲタンのスープが出てくるし、他のチキン屋より付き出しも多いので、ご飯を一緒に頼む人がたくさんいた。←チキン屋でご飯は珍しい
チキンの丸揚げは衣が薄くてパリパリで美味しく(肉質は普通)、スープもメインになるくらい美味しかった。←サムゲタンやタッケジャンもあるので注文してみたい
これらすべてで11000ウォン(約1100円)だったし、家の近くにあるなら、行きつけにしたいチキン屋だった。
↓その後、やっとモーテルに荷物を預けられたので、少し歩いて「국립부여박물관(国立扶余博物館)」へ

大昔の人がこんな細かい細工のものを作るなんて、どれだけ文化が発達していたのか...。←ただし、装身具等の豪華さからいえば新羅に軍配が上がる
あと、やたらと神仙(仙人)や人面動物が出てくるので、疑問に思っていたら、後日、勉強がよくできる韓国人友達がこれは道教の思想からだと教えてくれた。
昔の韓国といえば、儒教・仏教しか思い浮かばなかったけど、中国の影響をもろ受けているので、道教というのにも納得。
博物館を堪能した後、蓮の葉茶&蓮の華まんじゅうで、お茶をしたかったので、「백제향(ペクチェヒャン・百済香)」というカフェへ移動。
扶余は蓮華でも有名な場所で、蓮関連の飲食店がいくつかあるし、夏には蓮祭りもある。←遺跡からの出土した建物の丸瓦も蓮華マーク
↓ペクチェヒャンにて

蓮の葉茶は少しクセがあるものの、お饅頭によく合ったし、いかにも健康に良さげだった(実際に体にいい)。←本当はすごく大きくて綺麗な蓮の華茶を注文したかったけど、3人分で飲めないので断念
それに一人茶用の可愛い茶器セットにも癒やされた。
その後、モーテルにチェックイン。
部屋はまあ我慢できる感じだったけど、バスルームの汚さに幻滅。←洗剤を使わず水だけ流した様子だし、錆やカビだらけ
水回りが汚いのは許せないので、このモーテルでは全く落ち着けなかった。
扶余は慶州のような大観光地ではないので、ネットでも宿屋の情報が乏しい。←行けば同じようなモーテルがいっぱいあるのにな〜
モーテルで休憩後、夕食を食べに出かけた。
蓮の華ご飯が食べたかったので、これらを食べられるマッチプ(美味しいお店)「솔내음(ソルネウム:松の香り)」へ。
↓ソルネウムの白蓮定食(ペンニョン ジュンシッ)2人前&忠清南道地域の韓国焼酎O2リンを注文

蓮の葉ご飯は、ナツメやナッツ類がたくさん入っていて、極わずかに甘くて芳ばしいおこわだった。
トッカルビも控えめな甘さで美味しく、全体的にみてもなかなか美味しかった。←人気店なので待機者までいて、20分くらい待った
旅行中に食べた忠清南道の味は全部、ソウル&京畿道と同じ感じで、私の口に合った。
旅行初日、行きたかったお店や博物館に行けたし、宿屋以外はかなり良かった〜。