割り切る
2015年 01月 15日
一人ずつ作ると思っていたら、2人1組になって作る方式(同じグループに2ペア)と聞き、
嫌な予感が・・・。
先にある程度の講義を受け、要所要所で先生のデモンストレーションを見ながら作る。
実際に試験会場で作る一人分の量をペアで作るのだが、こんなに多いとは知らなかった。
例えば、初回はジェノワ-ズ(共立てのスポンジケ-キ)だったが、
1回につき21cm型なら4個分で、それをいっきに作る。
業務用の機械を使っていくから当たり前なんだろうけど、家でちまちま作っていた
私としては驚き。
同じグル-プの仲間はいい感じの人達(私を含めて4人)。
でもでも、やっぱり韓国アジュマ(おばちゃん)だった・・・。
自分が解釈したその通りにしないと気が済まないところ(他の方法を許さない、
人の話を聞かない)、おせっかいなところ・・・etc。
同じグル-プ中に製パン技能士班を修了したアジュマが2人いるのだが(まだ免許は
取っていないらしい)、押しの強いことこの上ない。←製パンと製菓のコ-スは別々に
なっている
一人で自分の作品を完成させる方がよほど楽。
昨日はジャム入りロ-ルケ-キだったのだが、泡立てが終わったケ-キに薄力粉等を
混ぜる作業を私がしていたら、その時相棒になっていたアジュマに「私はここはノ-タッチ
だから(比重が重たくなって)失敗しても私の責任じゃないからね!」といわれた。
素人といえども、私も家でお菓子を焼くし、基本は日本の専門書で勉強したり、
日本に帰った時に通ったお菓子教室で、ある程度は習っている。
で、ここに来て上から目線で言われるので、いらっとくることが初回から何度もあった。
ずっとずっと我慢するのも精神衛生上悪いので、このアジュマにちょこっと言い返したら、
「冗談よ~。」とちょっと大人しくなった。←あんた、本気やったやろ?!
そして、今度はジャムを塗ったスポンジケ-キを巻く段階・・・。
先にスポンジ巻きが終わった別のアジュマが自分が(巻きが緩くて)失敗したものだから、
他の人が失敗しないようにと過干渉してきた。←その気持ちはありがたいけどね・・・
60cm以上の長さになるスポンジを巻くから難しいのは難しいけど、唯一、個人で完成
させられる部分。
私も太い麺棒を持って気合を入れて巻き始めた途端、後ろからそのアジュマが手出し。
後ろから羽交い絞め状態で、まるで個人レッスンをアジュマから受けている気分。
「押して~、押して~」と言いながら、私のロ-ルケ-キをぐいぐい押し巻きしていった。
先生から柄も焼きもきれいにできたと褒められていたのに、最終的に「ぎっしり巻きすぎ!」
のコメント。←許可なく手出しするな~!!!
そして、先生はとてもいい人なのだが、レシピが不味すぎ。←試験用だから先生も
レシピを直せないんだけど・・・これでいいのか?!韓国製菓界!
生地が美味しくないのもあるし、超甘い。
私は家でお菓子を作るとき、甘ったるいのが苦手なので、どんなレシピでも
まず砂糖は減量して作る派。
ここのスポンジケ-キを小麦粉の量にあわせて計算してみたら、砂糖だけでも
私が作る時の2倍量が入っている。
到底、私には耐えられない。
持ち帰る量も半端なく多いので、最初は同じアパ-ト内の幼稚園ママ達におすそ分け
しようと思っていたが、これをもらって喜ぶ人はいないと思うので(それにこんな不味いものを
作ったといって渡すのは恥ずかしすぎる)、勿体無いけど家で少しだけ食べて処分している。
まだ始まったばかりの教室だけど、既に行くのがかなりのストレス。←そう思っていたら
先週末から風邪でもないのに左の扁桃腺が史上最高に腫れ(医者もびっくり)、
40度近い熱が2日間くらい出た(今も治療中でヨレヨレ状態)
でも、お菓子作りの基礎やポイントを習えるので、資格取得のためだけと心底割り切って
美味しくないお菓子を作りながら(笑)、最後まで通いたいと思う。
↓同じグル-プの4人の共同作のジェノワ-ズ(左は泡立て・混ぜ方が悪く完全に失敗)
「固いし、甘いし、何これ?!行くの辞めたら?」といわれた。
↓甘すぎるスポンジケ-キを消費するために無糖ヨ-グルトと合わせ苺のトライフル風に
↓ジャムロ-ルケ-キ
ちなみに私が熱を出して出席できなかった米粉のスポンジケ-キ(共立て)の授業。
クラスメ-トに聞いてみると、普通のスポンジケ-キ(ジェノワ-ズ)より
さらにボソボソしていて不味かったらしい。
日本のレシピで作ったら、フワフワで超美味しかったんだけどな~。
あ~行きたくない・・・。