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日々の日韓ミックス家ご飯を中心にアップ♪  たまに愚痴っています。


by 2010neko
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장아찌(醤油漬け)4種

先日、ナンピョン実家で山菜摘みをし、장아찌(チャンアチ:醤油漬け)4種を仕込んだ話をしたと思うが、そのチャンアチが完成。

今回も田舎に行くと、姑や長兄嫁にキムチだけでなく、チャンアチも持って帰るように言われ、

少量だけもらって帰ってきたが、正直、塩辛すぎて、葉っぱ1枚食べるのがやっと・・・。

←二人が各々作った味が楽しめるのはいいことなんだけどね

いくら長期保存のためとはいえ、あれだけ塩辛いものを食べていては、高血圧まっしぐら。

私は、私のスタイルで健康的に漬けてみた。

今年で春のチャンアチ作りも3回目になり、私・ナンピョン共に納得のいく味になった。


では、収穫する前の状態と一緒に・・・。

↓これは개두릅(ハリギリの芽)、木の先端の若芽を摘んで食べる
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_9114331.jpg
この棘とげの木は엄나무(方言で은나무ともいう)、韓方の材料として別に扱われる。

サムゲタンなど韓方(漢方)入り料理などを作るときに使用。

ちなみに개두릅に似た참두릅はタラノキの芽で、いわいるタラの芽。

참두릅は芽自体に棘とげがない。←참두릅はマ-トで売っていることもある

↓개두릅장아찌(ハリギリの芽の醤油漬け)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_9174115.jpg
茹で具合も最高で、シャキシャキ美味しい!


↓곰취(オタカラコウ)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_9191115.jpg
香りがすごくいいので、焼肉の時に、これに包んで食べると美味しさ倍増。

↓곰취장아찌(オタカラコウの醤油漬け)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_922057.jpg
私が一番好きなチャンアチ。


↓곤드레(高麗アザミ)
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↓참취(シラヤマギク)
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↓곤드레&참취장아찌(高麗アザミ&シラヤマギクの醤油漬け)
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↓今回、初めて食べた비비추(イワギボウシ)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_931289.jpg
味噌汁や和え物にしてもいいらしい。

↓비비추장아찌(イワギボウシの醤油漬け)
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비비추はかすかな酸味があり、ちょっと香水チックな味?


↓쑥(よもぎ)
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↓쑥조개국(よもぎとアサリの味噌汁←よもぎに合うよくある組み合わせ)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_938620.jpg


↓上記にキノコのジョン(韓国ピカタ)を焼いて、この日は田舎風山菜定食
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↓ある日は、비비추장아찌入り동치미매밀국수(麺がそばの冷麺)
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その他の山菜もアップ。

↓더덕(ツル人参)の葉
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葉っぱの部分はこれまた焼肉の時に、包んで食べる材料に・・・。←根の部分とまでは

いかないが、香りがいい

↓掘ると、こんな感じで더덕(ツル人参)の登場、辺り一面に香りが広がる
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_9484985.jpg

上記を使って、前回はいつもとは違う더덕소불고기を作った。

でも、더덕はやっぱり生で食べるのが一番好きかも・・・。


↓今年は面倒で摘まなかった원추리(ワスレグサ)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_9554170.jpg
味噌汁や和え物にいい。

特に日本風に酢味噌和えにすると美味しい。


↓산초(山椒)。実はまだなので、葉っぱを焼肉と一緒に食べた(香りは強烈)
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↓금낭화(別名며느리밥풀꽃)
장아찌(醤油漬け)4種_b0194098_1031827.jpg
これもナムル等にして食べられるらしいので、来年挑戦。

この植物には、とっても悲しい話がある。

別名の며느리밥풀꽃は嫁飯草とでも訳せばいいか。

話を簡単にまとめると、昔、従順で親孝行な嫁(姑・夫と3人暮らしで夫は出稼ぎ中で

日頃から姑は嫁を虐待)が釜でご飯を炊いていて、煮えたかどうか数粒口に入れて

確認をしていた。

嫁を追い出したい姑は、その現場をが見て、「嫁が先にご飯を食べるなんて

どういうことだ!」と嫁をバンバン殴り、嫁は米粒を口に含んだまま倒れてしまった。

そして、そのまま嫁は数日後に亡くなった。

その知らせを聞いた夫は出稼ぎ先から帰ってきて、嫁を可愛そうに思い、

嫁の遺体を近くの草地に埋めてあげたが、いつの頃からか、そこにきれいな

ピンク色の花(ピンク色の唇が米を含んだような形の花)が咲き始めた。

それを見た村人たちはこの嫁を思い出し、「嫁飯草」と呼ぶようになったそうな・・・。

う~~、悲しいというか、腹の立つ話でした。

今の時代なら、即離婚すればいいんだけどね~。(笑)


まだまだ食べられそうな山菜が山にはいっぱいあるので、逸話等も含めて、

いろんなことを少しずつ勉強したいと思う。



장아찌の漬け汁の作り方。

まず、昆布だし(1)を作り、そこに醤油(1/2)・酢(1/4)・砂糖(1/4弱)を入れて煮きる。

↑の数字は比率。

漬け汁を冷ましている間に、密閉容器の煮沸消毒・乾燥。

次に各種山菜をさっとゆがいた後、冷水にさらして、あく抜きをし、水気をとる。

そこへ、冷めた漬け汁を山菜がひたひたに漬かるくらい入れ、上面をラップで覆う(漬け汁を

山菜に完全密着させる)。

3日間冷蔵保存したら、漬け汁だけ再度取り出し、煮て消毒。

冷めたら、また山菜に入れ完成。←漬け汁を煮る工程は長期保存をしたければ、

また1ヵ月後等にすればいい
by 2010neko | 2011-06-01 10:54 | 家ご飯