今日は午前中、덮밥 특강(丼もの 特別レッスン)があり、習ってきた。
私が夏まで通っていた韓国招待料理教室の先生が、たまにテーマを決めて、こういった特別レッスンをやっている。←直に電話がかかってきた
丼もの3種類にデザート1種類でレッスン費もそれ程高くなかったので、久々に参加してみるか〜という感じで参加した。
↓まずは달콤한 찹쌀 케익(甘いもち米ケーキ)
名前が違うだけで、要はLA찹쌀떡(またはLA찹쌀파이)。
今回のは、バニラエッセンスやさつま芋の甘煮が入っていて、普通のものよりケーキチックな味と食感で美味しかった。
↓스테이크 덮밥(ステーキ丼)
私はニンニク醤油味のステーキ丼をイメージして教室へ行った。
なのに、配られたレシピを見た瞬間、以前習ったことのあるポークチャップのビーフバージョンだと悟り、がっかり。
美味しくないわけではないが、クックパッドにある私の大好きなポークチャップのレシピの方がはるかに美味しいので、この酸味の強いビーフチャップは何だかな〜。
まあ、好みの問題ということで...。
↓마파두부 덮밥(麻婆豆腐丼)
悪いけど、これもクックパッドの勝ち!
クックパッドがどれだけ素晴らしいか実感できる。
でも、今日の参加者達(私以外の韓国人6人)の半分くらいは「美味しい!」を連発していたので、私は食べながら、「この人達は美味しくなくて、何もいえないから逆に美味しいといっているのか?」、はたまた「これを本当に美味しいと思っているのか?」等、いろいろ考えていた。←料理を過剰に褒めて、次から来ない生徒を何人も見てきたため(笑)
わざわざ日本のお味噌を使っているのに、残念すぎる。
↓마구로 덮밥(マグロ丼)
これが一番ツッコミどころ満載だった。
漬け丼のタレにわさびと唐辛子油などが入る。
それにトビコやエゴマの葉など、ザ・韓国な材料が盛られている。
なのに、チャムチ丼(韓国語でまぐろをチャムチという)といわず、マグロ丼!
マグロ丼と日本を強調するなら、完璧に日本のようにして欲しい。←カリフォルニアロールを日本の太巻きといわれている気分
それに、漬けタレを作る時にほんだしを入れるなら、なぜ、また別に鰹節&昆布出汁をとるのか意味不明。
手間はかかるし、変なことばかりするので、説明を聞きながらイライラしてしまった。←ここのところ疲れていて切れやすい(笑)
でも、3つの丼の中では一番、味は良かったと思う。
とにかく、これらを作るために韓国人がわざわざ日本のお味噌やほんだし・鰹節を買うとは思えない。
それと、私はもういろんな調味料を使って複雑な味の料理をするのも食べるのもいいわ〜と再認識した。
お寺料理みたいに、塩・醤油・酢・コチュジャン等、基本の調味料だけでシンプルに作る方が口にも体にも合う。
歳がいったということか...。
正直すぎて、悪いことばかり書いたけど、今回教室で食べた2種類のキムチは味・発酵具合共に絶品だった!
↓すっごく美味しかったネギキムチ&小さい大根のキムチ
先生は自分のアピールの方向性を間違えていると思う。
最後にもう1つ思い出した。
レッスン後半に入った時間に、遅れて50代のアジュマがやって来た。←別に謝るわけでもなく普通に入ってくる(これはよくある光景)
教室のスリッパが6人分しかないので、必然的に遅れてきたアジュマは素足(靴下は履いている)。
すると、30後半くらいの若手アジュマ(遅れてきたアジュマと親しいのではなく、前に一度同じレッスンになったことがある程度)が、いきなり自分のスリッパを脱いで、遅れてきたアジュマに差し出した。←室内にオンドルがついておらず、室内も床も冷たかった
その50代アジュマは断りもせず、すぐにそれを受け取り、「やっぱり私達の妹は違うね〜!」とご機嫌だった。
ちなみに、韓国では血のつながりはなくても、親しければ上下関係で姉(オンニ)・妹(トンセン)等の呼称で呼ぶので、一緒にいて紹介を受けた時、「本当の妹ですか?」と聞くことも...。
それはさておき、私はそのやり取りを見ながら、「中学生の部活動か?!」と呆れてしまった。←もちろん、これがどこかの福祉会館等で相手がお年寄りなら十分理解できる
そして、「あんたら、これでウリ(お互いが1つの仲間)になったな。」と思っていたら(笑)、しばらくしてその50代アジュマが30後半アジュマをお茶に誘っていたので笑えた。←ウリになる、ならないでその後の対応が全く違ってくる
とっても韓国らしい光景を見て、今回、ぼっちだった私は、「ぼっちのままの方がいいわ。」と心底思ってしまった。