장아찌(醤油漬け)4種
2011年 06月 01日
今回も田舎に行くと、姑や長兄嫁にキムチだけでなく、チャンアチも持って帰るように言われ、
少量だけもらって帰ってきたが、正直、塩辛すぎて、葉っぱ1枚食べるのがやっと・・・。
←二人が各々作った味が楽しめるのはいいことなんだけどね
いくら長期保存のためとはいえ、あれだけ塩辛いものを食べていては、高血圧まっしぐら。
私は、私のスタイルで健康的に漬けてみた。
今年で春のチャンアチ作りも3回目になり、私・ナンピョン共に納得のいく味になった。
では、収穫する前の状態と一緒に・・・。
↓これは개두릅(ハリギリの芽)、木の先端の若芽を摘んで食べる
サムゲタンなど韓方(漢方)入り料理などを作るときに使用。
ちなみに개두릅に似た참두릅はタラノキの芽で、いわいるタラの芽。
참두릅は芽自体に棘とげがない。←참두릅はマ-トで売っていることもある
↓개두릅장아찌(ハリギリの芽の醤油漬け)
↓곰취(オタカラコウ)
↓곰취장아찌(オタカラコウの醤油漬け)
↓곤드레(高麗アザミ)
↓참취(シラヤマギク)
↓곤드레&참취장아찌(高麗アザミ&シラヤマギクの醤油漬け)
↓今回、初めて食べた비비추(イワギボウシ)
↓비비추장아찌(イワギボウシの醤油漬け)
↓쑥(よもぎ)
↓쑥조개국(よもぎとアサリの味噌汁←よもぎに合うよくある組み合わせ)
↓上記にキノコのジョン(韓国ピカタ)を焼いて、この日は田舎風山菜定食
↓ある日は、비비추장아찌入り동치미매밀국수(麺がそばの冷麺)
その他の山菜もアップ。
↓더덕(ツル人参)の葉
いかないが、香りがいい
↓掘ると、こんな感じで더덕(ツル人参)の登場、辺り一面に香りが広がる
上記を使って、前回はいつもとは違う더덕소불고기を作った。
でも、더덕はやっぱり生で食べるのが一番好きかも・・・。
↓今年は面倒で摘まなかった원추리(ワスレグサ)
特に日本風に酢味噌和えにすると美味しい。
↓산초(山椒)。実はまだなので、葉っぱを焼肉と一緒に食べた(香りは強烈)
↓금낭화(別名며느리밥풀꽃)
この植物には、とっても悲しい話がある。
別名の며느리밥풀꽃は嫁飯草とでも訳せばいいか。
話を簡単にまとめると、昔、従順で親孝行な嫁(姑・夫と3人暮らしで夫は出稼ぎ中で
日頃から姑は嫁を虐待)が釜でご飯を炊いていて、煮えたかどうか数粒口に入れて
確認をしていた。
嫁を追い出したい姑は、その現場をが見て、「嫁が先にご飯を食べるなんて
どういうことだ!」と嫁をバンバン殴り、嫁は米粒を口に含んだまま倒れてしまった。
そして、そのまま嫁は数日後に亡くなった。
その知らせを聞いた夫は出稼ぎ先から帰ってきて、嫁を可愛そうに思い、
嫁の遺体を近くの草地に埋めてあげたが、いつの頃からか、そこにきれいな
ピンク色の花(ピンク色の唇が米を含んだような形の花)が咲き始めた。
それを見た村人たちはこの嫁を思い出し、「嫁飯草」と呼ぶようになったそうな・・・。
う~~、悲しいというか、腹の立つ話でした。
今の時代なら、即離婚すればいいんだけどね~。(笑)
まだまだ食べられそうな山菜が山にはいっぱいあるので、逸話等も含めて、
いろんなことを少しずつ勉強したいと思う。
장아찌の漬け汁の作り方。
まず、昆布だし(1)を作り、そこに醤油(1/2)・酢(1/4)・砂糖(1/4弱)を入れて煮きる。
↑の数字は比率。
漬け汁を冷ましている間に、密閉容器の煮沸消毒・乾燥。
次に各種山菜をさっとゆがいた後、冷水にさらして、あく抜きをし、水気をとる。
そこへ、冷めた漬け汁を山菜がひたひたに漬かるくらい入れ、上面をラップで覆う(漬け汁を
山菜に完全密着させる)。
3日間冷蔵保存したら、漬け汁だけ再度取り出し、煮て消毒。
冷めたら、また山菜に入れ完成。←漬け汁を煮る工程は長期保存をしたければ、
また1ヵ月後等にすればいい